その時その文様は美しく「止まってほしい」と思いました。
それからは水桶を覗くたびに、なんとか模様を保存したいという思いが募り、和紙を置いてみました。そのことがきっかけで、和紙や墨また染料などの知識が必要となり、さまざまな材料を試してみました。しばらくして、書道用の全紙を知り、本格的に染め始めました。
技法的には、墨流し又はマーブリングと似ていますが、それらとは違い絵画的な表現で、グラデーションを同時に加えることが可能になりました。自然なグラデーションには製作している自分でさえ癒される思いです。
20数年前に書道店で扱って頂けることになりましたが、一般的にはまだまだ知られてはいません。
皆様に是非、知っていただき、目に触れていただきたいと思っております。
定期的な展示会を予定しています。
どうぞ、お気軽にお越し下さい。御興味持って頂けると幸いです。
流し染めの里 藤川 眞佐夫